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琉球絣 南風原 琉球絣事業共同組合

素材:絹100%
長さ:12m以上
反巾:約9寸5分 裄最大約1尺8寸8分

着用シーズン:10月頃〜5月頃までの袷、6月・9月頃の単衣
ご着用年齢:ご年齢は問わず着用して頂けます。
合わせる帯:八寸・九寸名古屋帯・お洒落袋帯・半巾帯など

琉球絣とは…
 かつては沖縄で織られている絣柄を総称していましたが、今では沖縄本島南部の南風原町で織られる絣織物を称し、また、沖縄を代表する紬であり『琉球紬』(※)と呼ぶ場合もあります。起源は1611年に儀間真常が薩摩より木綿の種子と木綿技術を導入したことに始まったと言われています。大正の頃までは、小禄、豊見城、垣花が盛んな地域で、藍染の紺地に白絣が特徴でしたが、現在は絹を素材とした色絣が主流です。また、伝統的な枠にとどまらず、新しい色や絣の試みや、他産地の織の研究など、様々な取り組みが行われて多種多様なものが織られています。
※『琉球紬』といえば、かつては久米島紬を指していましたが、最近では、久米島紬や首里絣(首里織のひとつ)、南風原の琉球絣など、沖縄で織られる紬を総称して『琉球紬』と呼んでいます。
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技術・技法
 琉球絣の生産は、産地分業体制で≦崖腓雖∪色製織だ濯の4つの部門に分かれて行われています。糸は生糸、玉糸、真綿の紡ぎ糸、綿糸、麻糸を用いています。染料は琉球藍、福木などの植物染料と科学染料を用いています。絣は経絣、緯絣、経緯絣があります。経絣の技法は絣括りを合理的にする「真芯法」で行い、緯糸は織幅に合わせてつくりだす効率の良い「絵図式」を用いて手括りと摺込み技法で行います。製織は木製高機を使用して手投げ杼で絣模様を織り込んでいきます。琉球絣の技術・技法を分類すると平織の絣織物であり、戦前の手結い式技法から、現在は得図式で手括りの絣と花織が織られています。綜紡は、経巻きした経糸に綜紡糸を掛けて行う「綜紡掛け式」技法が取られています。製織は明治から大正にかけて導入された高機が今日も使用されており、高機のみの製織であります。
 
(1)原材料
 琉球絣は、上記したように紺地木綿素材から始まり、昭和45年前後までは、木綿の絣が主流を示していましたが、絹が次第に多くなり、現在では、絹が90%以上、木綿と麻がその他を示しています。絹には冬物の精練糸、紬糸、夏用に駒糸、壁糸、玉糸、セリシン含有糸が使用されています。
 
(2)組織・図案
 昭和60年代まで緋の平織組織が主流でしたが、平成に入って絣と花織、いわゆる浮き織組織も目立つようになりました。他にも、手花織の帯地等も生産されています。絣柄は、御絵図帳や絣図案集を参考にしながらデザインされ、縞や格子、総締等が織られています。
 
(3)染色
 製品の色調にしては、多色多彩に変化した割には依然として紺系統が重宝され、製品全体に占める割合は低下したものの、今だに主流を示しています。昭和45年頃までは鍋染めによって行われていましたが、現在は藍染め、植物染料以外の科学染料は経糸染色機を導入して染色をしています。配色は白系統の地色に紋糸を赤、黄、青、黒、で配色、地色が白系統なのは以前から変化していません。多様な色使いとして、本来は草木染が中心で、藍染などが一般的でしたが、近年様々な媒染剤や科学染料を積極的に取り入れて色数を増やし、新しい表現を模索する試みも広がっています。
 
(4)絣
 南風原産地の緯絣は絵図式で、種糸に従って防染部分を括り染色して紡をつくります。また、経糸は絣の位置のずれをあらかじめ調整して括るマシン法が取られています。括りの他に、捺染技法も行われていて、締括りも代表的な分業の一つとなっています。その多彩な絣柄は、水・風・雲などのほか、農具や機織の器具など身の回りの生活道具や身近な動植物など、絣の基本パターンは60種、全て数えれば500種類にものぼるといわれています。この絣柄は「絵図式」という方法で括るので、織り手は絣模様のズレをさほど気にせずに織り進むことができ、一週間に一反という他産地では考えられないほどのスピードで織り上がります。これが琉球絣の圧倒的な生産量の秘密なのです。
 
(5)巻取り・製織技術
 経巻取り機は昭和45年に従来の経て巻取り機が考案され、手巻きから電動化され作業の能率化を図っています。巻き取られた後に綜統通しを行いますが、既製の綜統を使わずに経糸に糸を掛けて綜緋を作り出す方法は、南風原産地独特な技術です。製織は出機式が多く、機は高機で手投げ杼により行われています。
 
琉球絣の特徴
 琉球絣には、多様な素材の組み合わせで着尺を中心に、柔らかで温かみのある紬糸をした冬物から、強撚糸、生糸を用いた涼しげな夏物の壁上布、駒上布などがあります。他に、帯地やネクタイ、袋物、洋裁への転換も行われ、豊富な絣柄と多彩な色調は大勢の愛好家から好まれています。
 

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